2011年7月1日金曜日

小濱正博 (メッシュサポート理事長)   ・沖縄・救急ヘリの支援

 小濱正博 (メッシュサポート理事長)  沖縄・救急ヘリの支援  
ドクターヘリの試行事業として取り組んでいた  
資金面の問題があり 運休せざるを得なくなる その間240回の出動がある 地域住民からは頼りにされていた NPO立ちあげて、継続の道を探る 13万人 沖縄は広域の為公共のヘリだけでは賄えない 15分以内でフォローする必要がある 心臓停止 2~3分 呼吸停止 5~10分 大量出血 30分以内 の対応が要求される 
生命に係わる時間
メッシュが今回被災地に送られた
 
最初知り合いの大学教授から依頼された 
千葉の放射線医学研究所のひとを福島・第一原発にピストン輸送してほしい →危険区域の為一旦停止
岩手の方から依頼 対策本部医療班が現場に行ったことがない 
TVの報道で指示出している 対策本部は把握してない  
道路が開通したという事で行って見ると、3~4時間掛ってしまい問題
花巻空港に20機ヘリがある→簡単には頼めない →行政の問題点  民間はトップが掛け声かければ動ける
医療チームの指揮官も、決定し、動けるまで時間が掛ってしまうのを知っており、頼もうとしなくなってしまっている→救える人も救えない  

沖縄からヘリ輸送して医療活動するようにした  →医療及び情報収集、医療物資
これから先、中~長期医療支援が必要であるが、後方支援の病院の数、医療機関のスタッフの不足で十分支援できない状況にある
限られた医療資源(人、物)でスタッフを疲弊させないようにしなくてはいけないが、往復に時間がかかってしまうのが現状
臨機応変な輸送体制を整えることがこれからの課題
スタッフの送りこみも限度がる スタッフを疲弊させないためにはヘリは有意義だと思う  
車で4~5時間に対しヘリは15~30分で対応
沖縄へのフォローは不足してしまったが理解してもらう  
ここで手を差し出さないと日本人ではないと思った

メッシュは沖縄だけのものではない 
反対があるようならばこの組織は止めようと思った
民間の組織で最も重要なことは自由度が高いという事  
迅速な支援を作り上げるのが大切(行政は煩雑な手続きが必要 動きが鈍い) 資金の必要性、 1億2000万円 必要  運行費用は火の車 公的支援欲しい  
会員 1万7000名 →3500~4000万円  9000万円は個人、企業からの寄付で賄う  
会員数増やしたいがこれから数年掛る
日本国内では他にはない(ヘリでのサポート支援)
どういうものがあった時に救えるのか→ヘリからホバリングして患者をリフトアップするシステムを持ったヘリの数で救える人数も決まってくる  

道路が遮断されている様な災害があった時、いくら救急車があっても患者は救えない
他府県と協力して有事の際は対応することが大事  
日本のなかで航空機を使った医療というものが貧しい(欧米に比べて)
災害発生時、報道のヘリはいち早く現場に来て、情報を流すが、人を救ったり、物資を降ろすヘリが飛んでいないという姿だけは見たくない
出来ない時代ならば諦めもつくが、出来るだけの資金、技術、物もある国が出来ないというのが問題である
出来るのにやらないというのが一番悪い
過去を踏襲するのではなく、失敗を恐れず、新しいシシテムをどんどん作り上げてゆく事が大事 ヘリを使い、固定翼、ジェットを使いあらゆる通信網を、手段を使って、迅速に救える体制を構築してゆかないといけない時代が来ている