2011年7月27日水曜日

石田陽一(酪農家27歳)     ・若い力で“まち”を変えよう 2

石田陽一(酪農家27歳) 若い力で“まち”を変えよう 2  
フォルスタインを多い時は50頭 現在は44頭飼っている
2008年6月から石田牧場で働き始める 
幼稚園からの見学が2~3回/月 ある  290の牧場で実施している(全国)
神奈川県で経営をしており、宅地化が進み経営拡大出来ない 
牧場周辺には人がいるからこそ北海道、海外に負けないと思った 北海道は大規模に酪農は出来るが、北海道は人口密度が少なく、圧倒的に神奈川県の方が人に出会う機会は多い  
牛乳を飲んでもらっているのは人なので生産と消費が分離されている 何リットルでいくらと乳業会社に売っていて、消費者のところまで考えが回らなかった  
ひとりでも多くの人にどのように牛が生き、人が働いているか、牛乳が出来るか知ってもらいたい・・・神奈川県の酪農家の使命だと思っている
子供たちに伝えたいと思った・・・次の世代に伝えて行ってもらえたらと思う  
子供たちと接すると、毎回勉強させられる 

考えてなかった質問を貰う     子供から学ぶことが多い  
仕事に対する意味も違ってきた 
赤ちゃんを育てるために牛乳が出ることを判っていない人もいる  
牛は10歳ぐらい生きれば大往生と言える 
雄牛は2歳になると食卓に、10歳になった牛は食卓へ、或は皮としてランドセルになったりする  
こういったことも幼稚園、小学生に説明している
食に関しても説明 皆が食べているは全て生きていたもの 
皆が生き続けられるためには、食べ物を食べ続けなくてはいけない  
だから食べ物を頂くと云う事は生命を頂くと云う事 「いただきます」と言う言葉はすごく大切な言葉で 牛さんありがとう 豚さんありがとう、と言う意味が込められている 
お母さん、給食のおばさんが丹精込めて作ってくれた食べ物は残さずに食べよう それが牛さんに対するありがとうだよ、ちゃんと説明すると子供は理解してくれる
 
観光牧場にはしたくない 牛の命と向き合っているプロの人達の姿を見せたい  
酪農大学に入学し、北海道にいき、広さ、規模に吃驚した  
卒業後ニュージーランドで(酪農王国)一年間働く 2600頭 700ヘクタール を13人で見ている  
牛舎がない 外で放牧されている
草の生育具合を見ながら、牛を移動させる  日本と180度違う カルチャーショック
日本の酪農の場合 牛の為に 食べ物を用意したり、糞尿処理したりする  
ニュージーランドの場合は装置を維持するために牛を置く感じ  
土地を買って酪農を経営→買った土地よりも高い価格で売却する  
そしてまた牧場を移して行く 
自分の買った土地をどのようにして価値を上げて行くか 
維持更新してゆく為に牛が必要になる 牛が手段  
ニュージーランドの穀物は100%自給 効率的 
 
では神奈川県ではどうだろうと考えたのが、人との交流だと思った  
街の一部として牧場があってくれたらいいと思う  
社会と繋がることが理想  牛のベッドにペーパーシュレッダーを使っている 
従来はおがくず 10万円→0円 コストを抑えることが出来 、資源の再利用に貢献  
牛乳を加工してお客さんに届けたい 
ジェラート 近隣の農産物+牛乳の加工品 ・・・地域に貢献