山下佐知子(エグゼクティブアドバイザー) ・〔スポーツ明日への伝言〕 志あるところに道ありき 後編
前編 参考 https://asuhenokotoba.blogspot.com/2025/04/blog-post_16.html
1991年東京で開かれた陸上に世界選手権の女子マラソンで山下さんは」銀メダルを獲得しました。 子音メダルは日本の女子マラソンにおけるオリンピック世界選手権のメダルであり、陸上競技女子としては1928年アムステルダムオリンピック800mでの人見絹江さんの銀メダル以来63年振りのオリンピック世界選手権でのメダルでした。 競技者として日本の女子長距離を世界レベルに押し上げた山下さんはその後山下さんは第一生命グループ女子陸上競技部監督を28年に渡って務められ多くのトップランナーを育ててこられました。
1992年はバルセロナオリンピック、前年の銀メダルは自分の中では奇跡的な走りで有って、バルセロナオリンピックではいいところ入賞ぐらいの思いでした。 バルセロナオリンピックは午後6時のスタートでした。 結果は4位でした。 男子のマラソンで谷口浩美さんが「こけちゃいました、」と言うマラソンでした。 森下選手が銀メダルを取りました。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」と言う言葉が有りますが、本当にそうだと思います。 再現性は大事なことだと思います。
1994年に第一生命に入社。 選手兼特別コーチでした。 京セラからの移動という事で京セラからはいい顔はされませんでした。 グローバルな視点がないと稲盛会長からは言われました。 1996年3月に現役引退を表明。その後同年4月より、第一生命・女子陸上部の監督を務めています。 28年間監督を務めることになります。 自分いことを考えるのがもう嫌になって、自分のことではないことにエネルギーを使いたいと思っていました。 自ら指導し活躍した女子選手には、伊藤真貴子さんが1997年11月の第19回東京国際女子マラソンで優勝しました。 良い事実は言いますが、それほど褒め上手ではないです。
駅伝ではチームワークを作って行かないといけない。 2002年12月の第22回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会では、第一生命の監督として駅伝初優勝を果たしました。 会社が100周年の年でした。 尾崎好美さん、野尻あずささん、田中智美さん、上原美幸さんなどがいました。 2008年11月16日、第30回東京国際女子マラソンを愛弟子の尾崎好美が優勝、翌2009年8月23日、世界陸上ベルリン大会女子マラソンでは尾崎好美が2位に入り銀メダルを獲得。 学ぶ事を辞めたら指導することを辞めなければいけない、と言うように勉強はし続けなければいけないです。
田中智美選手の(女子マラソン種目)の2015年世界陸上落選について、説明の仕方に納得がいきませんでした。 いろいろ資料を作って説明もしました。 漏れた選手の当事者の気持ちを知ることが出来ました。 ここまで蒔いた知見をもっと社会貢献寄りとか、地域に役立つようにとか、汎用性を広げて面白い事とか楽しい事とか、自分も元気になるし回りもも元気になるみたいな取り組みが、今迄よりもできたらいいなあと思っています。