近藤麻理恵(片づけコンサルタント) ・ことばの贈りもの「ときめく選択で子育てを豊かに」
近藤さんは1984年生まれ。東京都出身。 5歳の頃から片付けに魅了され、身近な場所を片付けながら二度と散らない片付け方法を研究する日々を送ります。 その中で近藤さんが編み出したのは、ときめくものを残すと言う方法でした。 25歳の時に片付けコンサルタントとして独立し、片付けに悩む多くの人たちと向き合い、片付けの魅力を伝えてきました。 しかし、3人の子供の母となり、子育ても忙しくなる中で、思い通り片付けられない状況に悩み、完璧に片付けることを諦めたそうです。 子育てを通して新たな視点を持ち、家族みんなでときめくことを大切に過ごす近藤さんの人生を伺いました。
10年ほど前に家族でアメリカに移住しました。 現在10歳、9歳、5歳の3人を育てています。 アメリカでは夏休み明けに新学期がスタートします。 5歳の時に私の母が読んでいた女性向けの生活雑誌がありました。 そこに書いてある片付けだけではなく、料理、洗濯、裁縫、等々が好きでした。 母は毎日楽しそうに家事をしていました。 母は、私が毎日家事などいろいろこなすことによって、お父さんが元気に仕事に行けるし、子供たちも学校に元気に行けるんだから、素敵な社会貢献なんだよと母が言いました。
私もやってみたいなと思うようになりました。 私がいろいろ家事をやっていく中で、最もできなかったのは片付けでした。 雑誌に載っている片付け方法を実際に家でやってみたりしました。 少しずつ整っていきました。 私の祖母は、ものを丁寧に扱っている人でした。 中学3年生位の時に片付けの研究を本格的に始めました。 当時、日本でベストセラーになった辰巳渚さんの「捨てる!技術」と言う本を読んだのがきっかけになりました。 捨てることだけを考えて、片付けをしてしまうと、どうしてもものを邪魔者扱いしてしまいます。 片付けで大切なのは捨てるだけということでなくて、自分の持っているものなら残すものを選ぶことも、自分にとって好きなもの、大切にできるもの、自分にとってときめくものを選ぶ、それが片付けたんじゃないかなと思いました。
以来、家の中のものが大切に思えて、それ以来、ときめくものを選ぶ好きなものを選ぶ残すものを選ぶと言う考え方をやるようになってから、自分の家の片付けがうまくいくようになりました。 25歳の時に片付けコンサルタントとして独立しました。大学の頃は、友達の家を片付けるというのが私の趣味でした知らない人からお金を払ってでもいいから、片付けをしてほしいと言う連絡が出始めました。 だんだん経験が積み上がっていきました。
片付けを進める中で、自分にとってどんなものが好きなんだろうとか、どんなものが大切なんだろうとか、自分の価値観が見えてきて、最終的には仕事が自分にとってときめくものに変わっていったり、人間関係が良くなっていったりと言う声を聞けるようになりました。 26歳の時に「人生がときめく片付けの魔法」はベストセラーになりました。 日本だけでなく海外でも人気が高まりました。 29歳の時に結婚30歳で、第一子を出産、アメリカで片付けがニーズがあるとは思っていませんでした。 世界中どこでも片付けは必要なんだということがわかりました。 片付けを通して心を整えると言う深いところまで理解してくださいました。
仕事と子育ては想像以上の忙しさでした。 実家の母に助けてもらいました。 海外出張から帰ってきて、久方ぶりに子供に会ったときに、ちょっと子供が親の顔を忘れてるって言うことがありました。 しばらくして泣き出してしまいました。 仕事、生活の仕方を調整しなければいけないと思いました。 子供を母に預けていた生活からアメリカの生活の場へ移動させようと思いました。 第3番目が生まれた時に、子育てに比重をおきながら仕事を行くと言うスタイルに変えてきました。
今までできたことが半分もできないと言う状態が続きました。 片付けをちゃんとやることが無理だと言うことに気づきました。 今は睡眠に宛てた方がいい、今はそういう時期だと思いました。 片付けの柔軟性が上がっていきました。 子供の片付けについては、具体的に説明してやってもらうようにしています。 次のことをするためのステップとして片付けを組み込むと言う感覚で伝えています。 片付けをするときに、どこに何を戻したらいいのかと言うのは、明確な状態であると言うことが大切だと思っています。
片付けは身の回りを整理して、心地よく暮らしていくために欠かせないことなんですが、片付けを通して自分の心と向き合ったり、今の自分の心の状態と言うものを知るきっかけになると思います。 片付けによって心も頭も整っていくよと言うところに関しては伝えていきたいなと思ってます。 年代によっていろんな状態があると思いますが、その時々に大切なのは今のときめきの優先順位はなんだろうと考えることだと思います。 バランスを取りながら片付けと付き合っていくと言う、無理のない片付けをしながらすっきりとした人生を歩んでいく、そんな人生のヒントをお伝えできたらなと思っています。