2023年9月2日土曜日

山下浩平(絵本作家・デザイナー)    ・〔人ありて、街は生きアンコール〕

山下浩平(絵本作家・デザイナー)    ・〔人ありて、街は生きアンコール〕 "大阪・関西万博のキャラクターはふるさとへの恩返し"(初回:2022/10/8)

2025年4月から10月まで大阪夢洲で行われる大阪・関西万博、去年8月日本国際博覧会協会は大阪・関西万博の公式ロゴマークに「TEAM INARI(チームイナリ)」が製作した赤い目玉のような細胞の数珠繋ぎのロゴを選びました。  去年3月には公式キャラクター山下浩平さんがデザインした赤い目玉のロゴマークに青い身体を加えたデザインを選びました。  7月にはその愛称が「みゃくみゃく」と決まりました。  公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインした絵本作家でデザイナーの山下浩平さんに伺いました。

転勤族のお父さんについて引っ越しが多かった少年時代、アルバイトをしながらの芸大生時代、古着屋のプロデュースをしながらの20代、震災神戸育ちの山下さんに関西への愛を思う存分語ってもらった、去年10月の再放送です。

赤い数珠のような玉に目玉が5つ付いているロゴマーク、そしてキャラクターになると水色の手や足があって、水が滴っていると言うデザイン。  多様性みたいなものを表現するのに、いろいろ描いて最後に人型のものを描きました。  ロゴマークは赤と白と青があるので、青でなにか考えようと思いました。 青は水がいいのではないかと思いました。 ロゴについて細胞みたいに考えました。 前回の大阪万博の象徴は太陽の塔で、4つの顔があり、背中にも顔がある。  それがあったのでお尻の部分に赤と白の目をシッポに付けました。  太陽の塔は大好きで、落ち込んだ時などは太陽の塔を観に行っていました。    奇抜さはロゴマークだと思います。 

人懐っこく、おっちょこちょいでよくポカをする、特に好きなことは色々な形に姿を変えられること、雨上がりに虹を見つける事、あらゆるいきものや物事と触れ合う事、というようなプロフィールが書かれています。  親しみがわいてきます。

現在51歳で絵本作家、デザイナーです。  2014年から6年間朝日小学生新聞に連載されていた「ファーブル先生の昆虫教室」の挿絵を担当していました。  公募には2点出しました。(個人とグループ)    最終的に3案に絞られて、選ばれました。  

小学校6年生の時から神戸に住んでいます。  転勤が多くて小学校は4つ行きましたので、なかなか友達は作れなかった。  絵は好きでした。  中学では美術部に入り、高校では兵庫県立明石高等学校美術科に入り3年間どっぷり学びました。  大阪芸術大学美術学科に入って油絵をやりました。  シルクスクリーンもやっていまいした。  漫画にも興味があり描いてもいました。  別冊漫画「マーガレット」のンテストに出して期待賞を頂き5万円頂きました。   自信にはなりました。  パソコンでデザインするという事が始まり出して、学ぼうと思って、パソコンを購入してデザインをはじめました。  

古着屋さんの内装などの仕事もいただいていました。  阪神淡路大震災に遭遇して担当した建物も簡単に壊れてまいました。  壊れたものの搬出などの作業に加わってやっていました。  3月ごろに或る古着屋のオーナーの人から古着屋をやるんだったら、出資してあげると言われ、古着屋を始めました。(23,4歳のころから数年行う。)   1999年(28歳)店をたたんで上京する。  2000年よりデザイン・レーベルmountain mountain(マウンテンマウンテン)名義でデザイン活動を行い、オリジナルプロダクツ活動も行う。  

或る編集者が「絵本を作ってみないか。」と言ってきました。 1冊出すのに4年かかりました。  昆虫を描くのにも、生きているものを捕まえて、飼って観察したり色々すること昆虫のいろんなことが判って来ます。  2025年に大阪関西万博が開かれ、そのキャラクターをデザインしましたが、1970年の大阪万博には叔父がかかわっていました。