2019年2月13日水曜日

片岡鶴太郎(俳優・画家)         ・【鶴太郎の人生を楽しもう】

片岡鶴太郎(俳優・画家)         ・【鶴太郎の人生を楽しもう】
ゲスト:喜劇役者の伊東四朗
片岡:声帯模写のお笑い芸人としてこの世界に入り 、歌手、画家、書家、プロボクサー、ヨーギ(ヨガ実践家)等幾つもの顔を持つようになりました。
64歳、毎日時間が足りなくて仕方ないです。
人生100歳時代、色々な方をお招きして、人生を楽しむヒントを見付けていただくきっかけにしていただきたいと思っています。
今日のゲストは喜劇役者の伊東四朗さん、82歳になられます。
常に新しいことにチャレンジしています。

片岡:あるときに京都の撮影所でかつらを付けてもらいながらうつらうつらしていたら、「つるちゃん、ちゃんと布団に寝ていないとだめだよ、気を付けないと身体に」と一言おっしゃってたっていただき、多分寝不足なんだろうと言う事を思って、おっしゃっていただいた。
今になって見ると仕事の前の準備、心構えを自覚して整えるようにしました。
伊東:責任ですね。一番大事なのは。
作品の中の一人の人間として使って貰う以上は、自分の責任の分担というもはあるだろうから、そんな気持ちはありました。
酒席でベロベロ二なると言う事はなかったです。
片岡:腕があっていいんだけど酒で失敗した人が結構、、、。
伊東:います、あんな達者な人が何で居なくなってしまったんだろうと、失敗ですよね。
鈴木ヒロミツとも話をした時に、伊東さんって、いなくなくなった時がありませんよと言われたのが印象的でした。
真っ直ぐ愚直に歩いてきたつもりです。
三宅さんからコントライブがいいですか、芝居がいいですかと突然電話がかかってきました。

芝居の方が楽でいいなあと思いながらコントライブをやりましょうと、つい口に出てしまいました。
自分の原点に突き当たっているのかもしれません。
笑いのない芝居は厭なんです、出たことはありますが、笑いがないのは駄目ですね。
無理矢理笑わせるのも厭なんです。
お客さんが自然に笑うのがいいですね。
笑いの中にシェークシピアもモリエール、チェーホフも入っている、喜劇の中にはすべてがあると言うのが僕の考え方です。
喜劇はふざけてはだめだと思います。
自然にやって面白くなるのが喜劇だと思ってやってきています。

片岡:片岡鶴ハ、うちの師匠は芝居仕立てなんですね、それが面白かったですね。
湯島の白梅とか、パロディーにするが、そのパロディーが好きでした。
伊東:昔の人は芝居を知っていましたからね、知らなければ受けないですからね。
歌舞伎が好きで、早稲田の友達と早稲田祭で歌舞伎もどきをやろうと言うことになって、台本を自分らで書いて、初めてだからアドバイスをして貰おうと言うことになって、何故か面白いことに尾上松禄の処に行こうと言うことになって、お会いしようとしたら楽屋の人から帰れと言われたが、たまたま尾上松禄さんに会う事が出来て、「おあがんなさい」と言われました。
台本を読んでくれました。
中村 富十郎さんに電話して、来てくれ、振付して見てと言ってそこでやらせたりして、「見ていく?」といわれて歌舞伎を看ることがで来て、あんな至福の時はなかったです、嬉しかったです。
台詞覚えはむかしは苦にならなかったです。
覚えるのは反復しかないです。
相手の台詞もできれば覚えます、時間も掛けます。
頭の中で覚えているだけでは駄目なので口に出さないといけない。
円周率を1000桁まで覚えたことがあります。
Jリーグの名前も覚えて、毎年変わるので刺激になります。

片岡:何時頃起きますか。
伊東:早い時には4時頃起きます。
家にいる時には時間が経つのは早いです。
食事は質素にやっています。
ぬか漬けを自分でやっています。
味噌汁は自家製で作ってやっています
一番好物は魚だったら鱈の塩焼きが好きです。
片岡:人生をこれから少しだけでも楽しませてくれるヒント、これをやったらいいんじゃないかと言う事があればお聞かせ下さい。

伊東:どんな人にも何かやってみたいというものが必ずあると思います。
やらずにあとで後悔するのが落ちです。
後悔するんだったら、一回やってみるべきだと思います。
勝負師はやってみたかった、潔さの仕事にあこがれました。
ぼくらの仕事は勝ち負けが判らないので。
絵がうまい人には無条件で尊敬します。
コントライブはやってよかったと思います。
80歳でコントが出来るものなのかと勝負しました。
加山雄三さん、山本学さん等同じ歳で頑張っているので僕も頑張ろうと思っています。
ウオーキング、ダンベル、腹筋機でやったりしています。
片岡:私も今やっていることは続けて行きたいと思っています。