2011年6月24日金曜日

南野忠晴(高校家庭科教員)     ・生活の感性を磨く 2

南野忠晴(高校家庭科教員)   生活の感性を磨く 2
家庭科を通じて考えてほしい事は、自分はどう生きてゆくか、自分はこの世の中でどのように生活してゆくのか、を自覚的に生きてゆく姿勢を身につけてほしい
家族、人間関係に多く興味をひかれる  
家庭というものを、もう一度広く見つめ直した方がいいのではないかと思う
瞬間的に見ると、父、母、子供であるが 長い目で見ると入れ替わってゆくもの、変化のあるものである
うまくいかない時もあり、その時次に一歩どのように踏み出すのか、前を見ながらポジティブに考えてゆく 

柔軟な姿勢を持っていれば、頭の切り替えが出来る、発想を変えられる  
いろんな選択肢があるという事を知っているという事が大事  
生徒たちにいろんな意見を出させて、話し合いをさせるのが主眼になっている →纏めない
結婚相手に対して求める条件 生徒は100ドルとして性格の良い人にいくら 収入の多い人にいくら と 入れさせて結果を発表する
いろいろな条件が存在することを知ってもらう  
生徒は劣等感の塊みたいなところがあって、駄目なところに目が行って仕舞う
自分というものがしっかりしていれば、劣等感を気にせず自分なりの生き方をして、その方がいいのではないか  

中、高年代の男性は 男子厨房に入らず 家庭の事にあまり口出ししないという様な時代背景の中で生きてきた
定年を迎えて、家のことについてうまくいかないとか、辛い思いをしているとかの話を結構聞く 初心者と思い、温かい目で夫を見守ってほしい  
夫もめげないで頑張ってほしい
 
税理士の妻が病気になって、家事、洗濯をやるようになって、大変さが判った、と同時に天気の事を考える自分に気付く(洗濯びよりか)
妻のパンツの畳み方を妻の思っているように畳めない 
やってもらっていることに対して、素直に「ありがとう」で良いだろう  
無理矢理やらせようとすることで、いろいろ軋轢が起こる
人間関係の結び方、あまり一体感を求め過ぎてはいけない  
相手を尊重すればDVはあり得ない

授業は一回完結型で進めてきた 
一回一回の授業のなかで、「私の考え」を書きなさいと書かせてきたが、時間が経過するなかで段々と、物事を深く考えるようになった生徒が多くみられるようになった  ペットは家族か 今年の生徒は全員がそうであると答えた  
受験に欠かせない科目 主要な数科とほかでは 受験に直結しないものは時間が減らされる方向にある
家庭科は増やしてほしい 特に3年生  
3年生は今後が見えてくる年齢 労働の事、結婚のこと、家の事、等々