2022年3月13日日曜日

奥田佳道(音楽評論家)         ・【クラシックの遺伝子】

 奥田佳道(音楽評論家)         ・【クラシックの遺伝子】

*映画「海の上のピアニスト」から「愛を奏でて」 イタリア作曲家エンニオ・モリコーネ 豪華客船の中で生まれ、生涯船を降りることのなかったピアニストの物語。   

今日は逆クラシックの遺伝子。  今クラシックのトップアーティストが映画音楽に夢中なんですね。  音楽として独立して成立するようなところがあります。  トップアーティストが夢中になっている映画音楽を特集して、つまり逆クラシックの遺伝子です。

フランスのヴァイオリニスト ルノー・カピュソン  最近アルバムを作りました。      *チャップリン作曲の「モダンタイムス」から「スマイル」  ヴァイオリン: ルノー・カピュソン    映画は1936年の作品。

*ニューシネマパラダイスから「過去と現在」  ヴァイオリン: ルノー・カピュソン  ピアノ:ギヨーム・ベロン  

*映画「バルスーズ」から「ロール」 作曲:ステファン・グラッペリ ヴァイオリン: ルノー・カピュソン  ピアノ:ギヨーム・ベロン  

映像から離れてもこれらの音楽は素晴らしい。  

ジョン・ウイリアムズ  昨年10月にはベルリンフィルハーモニー管弦楽団がジョン・ウイリアムズを指揮台に招いて定期演奏会の会場でやりました。  『スター・ウォーズ』 E.T.』とか様々思い浮かぶと思いますが、ドレミファソのドとソの跳躍がジョン・ウイリアムズの一つのスタイルです。  この跳躍のスタイルの先輩がワーグナーなんです。 

*オペラ「さまよえるオランダ人」の序曲  作曲:ワーグナー            これはヴェートーベン交響曲第9番の出だしを手掛かりにしている。(ド、ソ)

*映画「ET」から「フライイング」  指揮:ジョン・ウイリアムズ ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

アストル・ピアソラ 1921年生まれ。 1992年に亡くなる。 

*SFスリラー映画「オブリビオン」 作曲:アストル・ピアソラ 

*映画『スター・ウォーズ』から「帝国のマーチ」  作曲:ジョン・ウイリアムズ  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団