2024年3月11日月曜日

奥田佳道(音楽評論家)         ・〔クラシックの遺伝子〕

奥田佳道(音楽評論家)         ・〔クラシックの遺伝子〕 

幻想交響曲の第二楽章「舞踏会」、2010年12月カーネギーホールでの演奏、小澤征爾指揮、斎藤記念オーケストラ演奏。 2024年2月6日に88歳で亡くなった小澤征爾さんに思いを寄せてお送りしたいと思います。 斎藤秀雄さんが1974年に亡くなって1984年に小澤征爾さんと秋山和義さんを中心にして斎藤秀雄メモリヤルオーケストラを作って、東京文化会館と大阪のシンフォニーホールでコンサートをやって、それがきっかけとなって斎藤記念オーケストラが出来て、松本での音楽祭、内外でのステージがありました。  晩年は小澤さんは病との闘いでしたが、最後まで若い人に音楽をと、世界に飛び出しなさいというメッセージを最後まで送り続けた方でした。

小澤征爾音楽塾があってオペラを若い人に教える機関があります。 ヘルベルト・フォン・カラヤンレバード・バーンスタインに可愛がられた。 生涯音楽家として二人と付き合い続けた。 小澤さんの集中力、人間力が素晴らしかったです。 小澤さんは30歳の時にウイーンの音楽界、ザルツブルク音楽祭に名乗りをあげました。(1966年)   60年、70年代は小澤さんとウイーンでは蜜月関係にはならなかった。(お互いが探り合う時代) 1980年代の半ばにストラビンスキーの春の祭典をウイーンフィルの指揮をして、大絶賛となる。 ヴェートーベン、ブラームスを聞いてみようじゃないかという空気が生まれた。 2002年のニューイヤーコンサートに出る。 一番評判になったのが、ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲「悪魔の踊り」。 ヘルメスベルガーは19世紀から20世紀の世紀転換期に活躍した作曲家、ウイーンフィルのコンサートマスター、ウイーンの指揮者でした。 ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲「悪魔の踊り」を一気に世界の音楽ファンが知ることになる。 

*「悪魔の踊り」 作曲:ヨーゼフ・ヘルメスベルガー 指揮:小澤征爾  ウイーンフィル管弦楽団  2002年ニューイヤーコンサートのライブ録音。

ウイーンフィルに新しい風を吹かせたことが、ウイーンでの小澤さんの活動のキーワードになっている。 1990年代から小澤さんとウイーンフィルは蜜月になりました。 

*交響曲第8番 「第3楽章」 作曲:ドヴォルザーク  指揮:小澤征爾 ウイーンフィル管弦楽団  1992年定期公演での録音

*交響曲第9番 新世界より 「第4楽章」 作曲:ドヴォルザーク  指揮:小澤征爾 ウイーンフィル管弦楽団  1991年定期公演での録音  小澤さんとウイーンフィルの大きな転換点になった演奏。  小澤さんはボストン交響楽団の監督を29年間を続ける。

*ディヴェルティメント ニ長調から第1楽章 作曲:モーツアルト 指揮:小澤征爾 水戸室内管弦楽団  2017年演奏。