2024年7月3日水曜日

中村梅雀(俳優 ベーシスト)       ・役者一家に生まれて・・・

 中村梅雀(俳優 ベーシスト)       ・役者一家に生まれて・・・

中村梅雀さんは1955年劇団前進座の創設メンバーでもある中村翫右衛門を祖父に、前進座元座長四代目中村梅之助さんを父に、代々役者の家に生まれました。 9歳の時に「中村まなぶ」として初舞台を踏みます。 1980年前進座に入り「梅雀」を襲名、二代目中村梅雀となります。 2007年前進座を退団、活躍の場をテレビドラマや映画に移し、刑事役などで人気俳優となりました。 NHKでは大河ドラマ「八代将軍吉宗」「篤姫」BS時代劇「伝七捕り物帖」シリーズなどに出演しています。 2023年度からEテレで放送中の「ピタゴラスイッチ」の百科おじさんの声を担当、又ベーシストとしても活動しています。 

刑事役、時代劇などに多く出演しています。 祖父、父も重要な役をやって来ました。  NHKの「天城越え」の刑事役、目の奥の底から来る鋭い観察眼、二人のシーンは忘れられないですね。(宇野重吉さんと中村翫右衛門のシーン)  習い事(芝居の稽古、日本舞踊、義太夫、長唄、三味線、茶道、書道な)は5歳からやりました。 9歳の時に「中村まなぶ」として初舞台を踏みます。 正座が長くて足がしびれて初日にばたんと倒れてしまいました。    

前進座に入りましたが、世襲的なところも出て来たし、僕自身の生活が借金だらけで、音楽活動は認めてくれないとか、梅雀自身が槍田ものがやれないとか、いろんなものが重なって、辞めたいと言い出した時に、父は本来は止める立場でしたが、「気持ちはよくわかる。 わかった。」と言って後押しをしてくれました。 母親がクラシックのピアニストで、その影響は絶大でした。 母からピアノを習い始めましたが、面白くなくて母も匙を投げました。  音楽は好きなので聞いていて、小学校ではクラシック少年でした。 カラヤンが大好きでした。  中学ではビートルズなどが流行ってポップスにのめり込みまた。 ベースに興味を持ちました。  エルビスプレスリーも好きでした。  

中学、高校では自分でオリジナルを作りました。  ギターもやるようになりました。   中学3年間はお稽古事は全部休みになりました。  その間バンド活動になどにのめり込みました。  音楽で生きてゆくのは厳しいと思ったので、役者ならば大丈夫そうだと思いました。  大学に行く時には役者をやるという事に決めました。  大学卒業後すぐに前進座に入ることは祖父が止めました。(お稽古事が身に付くことを祖父が求めた。) 師範を取って翌年が劇団の創立50周年で、記念公演がりそこで入れました。  曽祖父の初代中村梅雀の名前を告げという事になりました。  

大河ドラマ「八代将軍吉宗」では吉宗の長男で言語症がある九代将軍・徳川家重を演じ涙を流したり涎を垂らしたりする迫真の演技が多くの反響を呼ぶ。  大河ドラマで初めて障害者を扱ったという事で大成功でした。  ミュージカルは32年振りとなります。 「夏の夜の夢」をかつてやりました。 3本ほどやりました。 1996年に初演された「タブリンの鐘つきカbヒ人間」に今度出ます。 凄い量で一幕だけで100ぺージ以上あります。 ストーリーは、真奈美と聡は旅行中、森の中で道に迷ってしまい、山小屋に一夜の宿を求める。そこで山小屋の主である老人は、かつてこの土地を不思議な病が襲ったときのことを二人に話し出す。真奈美と聡は老人の話に引き込まれ、その物語の中に入っていく。 主人公のカビ人間は普通の青年だったのが、体中カビだらけの人間になってゆく。 私は36歳の元気いっぱいの父親だったが、突然ボロボロの爺さんになってしまう。 最後に一瞬直ります。 ベースを弾く瞬間もあります。 

子供(娘)は9歳になります。 娘が20歳の時に私は80歳なので長生きしないといけないです。(今年69歳 50歳の時に25歳の妻と結婚)  世代のギャップは感じますが、面白いです。  いい人でも裏側がどうであるとか、複雑な裏側の心の襞、人間のだれしも持っている邪悪?なもの、極悪人が持っている実はすごい純な部分とか、奥深い襞を表現できたらいいなあと思います。 音楽、歌もいいステージが出来たらいいなあと思います。 作曲もヒット曲が出来たらいいなあとも思います。 ポジティブに考え夢を持って生きていきたいです。