常磐津文字兵衛(常磐津節三味線方) ・にっぽんの音 能楽師狂言方 大藏基誠
常磐津文字兵衛さんは東京都出身64歳。 四代目常磐津文字兵衛の長男として生まれ、1996年に5世 常磐津文字兵衛を襲名。 150年以上続く名跡の継承者として、演奏会、歌舞伎の舞台に立つほか、作曲家としても多くの曲を手がけ、西洋楽器とのコラボレーヨンなども積極的に行っています。 長年母校の東京芸術大学で後進の指導にもあたっています。
今月は「積恋雪関扉」(つもるこいゆきのせきのと)という歌舞伎の演目に出演しています。 「国宝」でも最初の部分に取り上げられました。 1時間半あります。 短いと6分ぐらいのものもあります。 舞踊劇としては一番長い分類です。
ストーリー的には説明が非常に難しい。 一日がかりで上演した長い歌舞伎の最後の一幕です。 長い部分はいつの間にか上演されなくなってしまった。 最後の部分だけが頻繁に上演されるようになった。 関守:中村勘九郎 小町姫、傾城墨染 実は 小町桜の精:中村七之助 良峯少将宗貞:八代目尾上菊五郎 初演は1784年 関兵衛実は大伴黒主…初代中村仲蔵
立て三味線、バンドマスターのような地位。(コンサートマスターを兼ねるようなもの) 常磐津の編成は三味線3人、大夫が4人で舞台の下手又は上手で演奏する。 舞台上に斜めに座っている。 1時間半ぐらいをずっと座っていて演奏する。
10歳で三味線始めました。 常磐津と言うのは浄瑠璃を語る、セリフのある音楽。 長唄は唄ものの音楽、竹本は義太夫節の歌舞伎版、関西発祥。 常磐津節は江戸です。 清元も常磐津節から70年後にできますがこれも江戸のものです。 設立は1747年 その前に豊後節が一世を風靡した。 宮古路豊後掾と言う人が一代で大スターになった。 豊後節は心中もの、駆け落ちものが多かったために、心中事件、駆け落ち事件が増え幕府から目を付けられ潰されてしまう。 宮古路豊後掾の弟子たちから常磐津が出来て来る。 その後富本節が出来、そこから清元節が出来る。 常磐津節で使っている三味線は中竿三味線です。 長唄は細竿、竹本、義太夫は太竿。
*「乗合船恵方万歳」 常磐津節の代表的演目
舞台は初春の隅田川。この演目には、女船頭、白酒売り、太夫、才造、通人、大工、芸者の7人の登場人物。 <七福神>の見立てになる。
鳥の鳴き声、動物の鳴き声、楽器(鼓)などを三味線で表現します。 隅田川の情景なども表現します。
作曲もしてきました。(200曲近く) 父は400曲ぐらい作っていました。
2019年からはピアノ、フルート、三味線でトリオを結成、海外でデビューしました。(パリ) 年に1度ぐらいは国内外で演奏しています。 洋楽器と比べて三味線は雑音成分が多い。
日本の音とは、拍子木の音。