2026年1月4日日曜日

伍代夏子(歌手)             ・「一枚の写真」へ託す思い

 伍代夏子(歌手)             ・「一枚の写真」へ託す思い

先月、今月の深夜便の歌「一枚の写真」を歌う歌手の伍代夏子さんです。  伍代さんと言えば演歌、主人公を豊かな感情表現と共に演じられる姿が印象的ですが、 「一枚の写真」では感情を抑え、誰にでもある懐かしい思い出、そして今を生きる幸せをお聞きいただくみなさんと分かちあえたら、そんな思いを込めて歌われたそうです。 歌手生命にかかわる病、大切な人たちとの別れを経験した、そしてたどり着く新たな世界。

東京都渋谷区代々木出身。 高校1年の春、歌手デビューのきっかけが欲しい一心で、街頭で名刺を配っていたスカウトマンの前を30回ほど行ったり来たりして名刺を貰いました。  1982年、「星ひろみ」として歌手デビューしました。 デビューから4ヶ月後に突然事務所が倒産しました。 レコード会社でOLとして裏方の仕事を経験しました。 

*「戻り川」 作曲:市川 昭介 作詞:吉岡 治  昭和62年「伍代夏子」としての歌

「伍代夏子」としては今年40周年。 

演歌は情念、恨みとか経験が無くても演じて歌うのが演歌だと思いますが、「一枚の写真」は経験が無くてもあれに似ているとか、皆さんの気持に寄り添える、ノンフィクションを作りたかった。 この曲自体が懐かしい思いを思い出させてくれるという様な事を言って頂いたりして、その時にはやったと思いました。 

5年前に喉の具合が悪くなって、歌手を辞める様かなと思いながらのお医者さん捜しでした。原因が判らないんですが、開き直って行くしかないと思いました。  写真に趣味を向けて行きました。  犬を飼って世話をするのも良かったと思います。 その後保護犬活動を始めました。  譲渡先の期限があり、引き取り手が無いと処分という事になります。(廃止された地域もある。)  野犬なので人慣れしていないので、人慣れ訓練をしてから譲渡センターに移って一般の方たちとの接見があり、送り出すという一連の作業があります。 ペット災害危機管理士を取りました。  同室避難を認めてくださいと言う運動をしています。 愛を知らない保護犬の目を見てほしいと思って写真を撮りました。 人に向かって恐怖心がある。

母は認知症を患って、寝たきりになり介護も家族でしていました。  母が亡くなってから父もすぐにあっけなく逝ってしまいました。  私が慕っていた八代亜紀さんが急逝されてしまいました。  この2,3年で命の儚さを感じました。 八代さんからは怒らない事、目線が下のかたで、真似しようと思っています。  「命の砂時計」は3人を亡くした後に、命を歌いたいとディレクターと話をして、3人に胸を張って会えるように、と言う思いがありました。

「命の砂時計」 作詞:田久保真見 作曲:林 哲司 歌:伍代夏子

被災されたところへの炊き出しは夫と共に早くいくように心がけていますが、相手先の状況を鑑みて行くタイミングを測っています。  みんな親戚、みんな兄弟だと思えば助け合うのは当然だと思います。 

「一枚の写真」、この歌を聞いて思い出していただいて、それは今あなたが幸せであるという事を認識する歌として、寄り添える歌として届けたいと思っていますので、そんな思いで聞いていただけると嬉しいと思います。