延原武春(日本テレマン協会音楽監督) ・【特集 バロック音楽でおめでとう】
*ヴィヴァルディ作曲 ヴァイオリン協奏曲集「四季」より第一番ホ短調「春」から一楽章
ヴィヴァルディが小さい詩を見つけて、その詩が春夏秋冬を描いた詩で、それに基づいて作られました。
バイオリニスト 浅井咲乃さんにもお越しいただいています。
鳥の鳴いているところがあり、ヴァイオリンならではの高音を入れて小鳥っぽくしています。3羽の小鳥が出てきます。 鳥が春を楽しんでいるようにしています。 春以外でも夏、秋、冬 その時代の景色が見えてきます。
*バッハ作曲 ブランデンブルグ協奏曲から3番ト短調 第3楽章
大阪の中之島中央公会堂が我々の本拠地になっています。 重要文化財となっていて、そこで演奏できるわけです。 大正7年に完成したレンガ作りの洋館で歌舞伎座を設計した岡田信一郎の設計案を、東京駅を設計した辰野金吾らが設計したもの。
浅井:天井が高いとすごく響きがよくて、演奏者だけで演奏していると響きすぎますが、お客様が入ると凄くよくなります。 フロアーが演奏者と同じ目線になっています。
*「愛の挨拶」 エルガー作曲 エルガーが婚約をしたときに婚約者に送った曲
浅井:愛の喜びがあふれているような曲なのでうっとりしながら聞いてもらえたらと思って弾いています。
延原:食事をしながら聞いていただくという企画もしました。 楽しく明るくが我々の思いです。
*テレマンの「食卓の音楽」から テレマン作曲 第2集 管弦楽組曲ニ長調 第一曲