レモン栽培22年間している 皮まで食べられるレモンに拘り無農薬栽培を実現する
レモンは皮まで食べると絞って食べるよりも5倍の栄養分が得られる
17年前から皮まで食べられるレモンの販売を始めて 甘いレモンの栽培にも成功しました
レモンの木が1100本ある 4人でやっている(奥さんと研修生2人)
最初ねぎを作ろうと思っていた 農業機械を買わなくてはいけないので購入費用が大変 ミカンをやっていたのでレモンができないかというのがきっかけ
この地域でレモンを作っている人はいない
レモンの皮には栄養が良い事は解っていた 農薬を使わない栽培に気付いた
病気が出たり虫に食われてしまう事が多い 善玉菌 害虫を食べる虫を使う事で克服
ハウスの中に木を入れて 鉢に植わっている
土壌の条件がよくないと難しい柑橘類であるのでこの様にした 水やりが大変
自分で模索しながらやってきた レモンなら鉢植えが大丈夫 マイナス4℃までは耐えられる 豊橋では殆どこの温度になる事は無いので暖房はしていない
大学では農業を専攻 当時は農薬を使って綺麗なミカンを作るのが時代の流れでした
害虫は農薬をどんどん使っているうちに対応してどんどん強くなってしまう
病原菌もどんどん強くなっていってしまう
そいうのを見てたらはたしてそうのようにやってていいのか疑問が生じた
17年前には皮までたべられるものができた
3年前には甘いレモンができるようになった このレモンは土に直に植える
最初は農協を通して東京のスーパーに卸していた 人が変わると半値にされてしまい(売る側に相談はない) 採算が合わないのでどうしようか考えていたら,直接消費者に販売しないと駄目だと思ってホームページを作って段々知られる様になって現在に至った
インターネットはなにも解らなかったので、本を買って読んで毎日勉強して何とかホームページを立ち上げる事ができた
もっと農業を認めてもらいたい 私が就農した27年前は農業は3Kと云われていた「 きつい、汚い、かっこ悪い」 農家にお嫁さんは来ないよと言われていた
一人勝ちではいけないと思い 地域のコラボレーション
横のつながりで豊橋を活性化したい
「豊橋百儂人」グループをつくる 認知される様になって販売が楽になった
通知表を貰う様になっている 年に2回 私達も向上しようと思っている(150項目)
三段階に分けて三段階を下がると脱会してもらうような厳しい制度になっている
評価をする人は自分たちと事務局とサポーターの人達 ,農林水産大臣賞を2009年に取る
無農薬 天敵虫 (30数種類) テントウムシは捕まえて入れる アブラムシを食べてくれる
カマキリは近所の人が持ってきてくれるので捕まえなくてもいい
餃子(レモンの皮入り)等食べ物のバリエーションを考える
行政がやっている農業指導は単発的 継続的にやって行くのが必要である
冷凍して保管 夏にはレモンがない レモンのすりおろし 「ためしてガッテン」に出さしてもらった
果汁を搾るよりは皮もと食べる方が相乗効果があり栄養価が高い
レモン100gに100mgのビタミンCが入っている
実は皮に半分、果汁に半分なんです 皮にはビタミンEが含まれている
体内に取り込まれたビタミンEは活性酸素と結び付いて効力を失う
そこに同時にビタミンCを摂取するとビタミンEがもう一回働く事ができる
レモンはビタミンCとビタミンEを同時に取ることができるので,ビタミンEが二度働く事ができるので非常に効率的になる
レモンの香りの成分が皮にはある
レモンポリフェノールとヘスペリジン(皮の内側の白い部分に有る)を同時に取ると肝臓の解毒作用が有る
レモン100g中にカルシウムを60mg含んでいる 他の果物に比べて断然多い
カルシウムが定着するにはビタミンCが必要らしい
したがって皮ごと食べる事によって栄養価が高い 相乗効果が有る
(大学での研究発表を纏めたもの)
無農薬で綺麗なレモンができる 木を休ませなさいと云うのが一般的だがそうしてはいない
発酵した肥料をやっている
辛かったこと 茶色いレモンを作った事 虫に食われてしまった事 (全滅) 販売に苦労した
情報発信型農業が必要 お客さんとの繋がり 情報を育てる
日本の農業の技術力は世界一だと思っているので 自給率が下がってゆく事は大変だと思うが 消費者にファンになって貰うこと、横一線の農業ではなく地域に個性が有る農家が地域に沢山いる事が地域が潤ったり、将来的に自給率が上がったり、フードマイレージが下がる
個性派そろいでいくというのが楽しい 今までは一定の規格でなくてはいけなかったのが色んな規格があっても消費者は受け入れてくれると云う事が解ったので、多様な販売をして行けば その地域、地域が伸びてゆくんではないか