杉真理&安部恭弘(シンガーソングライター)・ポップスで微笑みを
*「メラニーのほほえみ」 作詞者. 杉真理, 安部恭弘 ; 作曲者. 杉真理, 安部恭弘
この歌は50年に渡って共にシンガーソングライターとして数々の音楽を作り続けてきた 杉真理,さんと安部恭弘さんによる共同作品です。 お二人の音楽人生、ポップスに宿る不思議な力そして「メラニーのほほえみ」に込めた思いを伺いました。
*「ウイスキーが、お好きでしょ」 作曲:杉真理 歌:石川さゆり
*「ロング・バージョン」 作曲:安部恭弘
杉真理さん 300曲ぐらい提供。 安部恭弘さんも沢山提供。
杉:生まれは九州です。 父親が会社員で転勤族でした。 小学校5年の時に父親がトランジスターラジオを買ってくれて、テレビでは聞けない音楽を聴きました。 ビートルズも聞きました。 中学から自分で音楽をやり始めました。
安部:東京の出身です。 母が子供たちに歌を歌わせるのが好きでした。 (母は幼稚園の先生) 中学ではラジオを聞くようになりました。 洋楽一辺倒になりました。
杉:慶応大学工学部に入って、2年の時にバンドを組んで、後輩で竹内まりあが入って来て、コンテストに出ましたがいいところまではいきますが、結局駄目でした。 そんな時に阿部君と出会いました。
安部:浪人していました。 杉さんのステージを見て素敵な音楽をやっている人がいるという事でかっこいいと思いました。 コンテストに出ていたら、審査員に杉さんがいました。 杉さんがデビューするという話を聞いて、コーラスに参加してくれないかと声を掛けてもらいました。 まりあちゃんとコーラスに参加したりしました。
*「思い出の渦」 作詞・作曲:杉真理 歌: 杉真理
杉:急性髄膜炎を患い、音楽活動を中断しました。 音楽人生は終わったなと思いました。 そんな時に竹内まりあさんがデビューすると言うので書いて欲しいと言われました。
安部:音楽から距離を置いて大手のゼネコンに入社しました。(本社が富山) 音楽に未練があり、杉さんに電話を入れたら「帰ってきちゃえば。」と言われました。
杉:1981年 『A面で恋をして』でブレークしました。 「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」
安部:寺尾さんの「ルビーの指輪」がでて、かっこよかったので、自分もやってみたいと思いました。
杉:TRIANGLEから自分の音楽を聴いてくれる人がいるんだという事がわかってきて、やれるうちにやっておこうと思いました。 どん欲に毎年アルバムを出していました。
安部:杉さんとは共通する部分がいっぱいありました。 杉さんとは違うところも考えました。 「SLIT」CDアルバム 富山の会社を辞めてまだ4年ぐらいです。
杉:自分の曲は受けないと思っていて、愚直に作ってはいました。 エネルギーは詰まっていると思います。 デビューから50年になります。
安部:いいエネルギーを与えらえるようないい音楽が出来たらいいなあと思って、「メラニーのほほえみ」 をつくって、「自分で聞いても案外いいじゃん。」と二人で自画自賛しています。
杉:曲との出会いは何かあって、ラジオで出会う曲など、必ず何か意味があると思うので、僕らと縁のある人が聞いてくれているんだなと思うので、こういう機会を与えていただいて有難いと思っています。